LIFEVR
介護事業者向け海外人材受け入れを促進する多言語対応VR研修システム
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- CREATION
- DEVELOPMENT
- FUNDING
- PLANNING
- RESEARCH
- STRATEGY
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アンドインターフェイスでは、以前からVRゴーグルの活用に可能性を見出して、独自に開発を続けてきました。ゲームやアトラクションと行ったエンタテインメントの分野では一定の拡がりを見せているVRを他の分野で活かせる道はあるだろうか……そんな模索の中で着目したのが教育の分野。中でも、深刻な人材不足が叫ばれている介護業界に焦点を当てて生まれたのが、多言語対応VR研修システム「LIFEVR」です。
POINT.
- VR研修システムを独自に開発
- 介護現場×海外人材受け入れのニーズに着目
- 多言語×インタラクションで研修効率を劇的に向上
- 社会課題をテクノロジーで解決する可能性を導き出した
STORY.
「介護2040年問題」の解決に向けて
「2040年には約79万人の介護人材が不足する」という統計結果から叫ばれるようになった「介護2040年問題」。その解決に向けて、介護業界ではさまざまなテクノロジーの導入が進められています。
アンドインターフェイスもこうした流れをキャッチし、独自に課題解決への戦略を検討しました。その答えは、外国人人材の受け入れを促進すること。そもそも2040年問題は日本の要介護者人口がピークを迎えることに起因し、国内の人材では支えきれないことが顕在化した問題です。
だからこそ、外国人人材の受け入れは急務。しかし、現場はすでに人材不足に陥っており、教育に割けるリソースがありません。ましてや外国人に向けた多言語対応は至難の業。こうした状況を打破するツールとして、多言語対応VR研修システム「LIFEVR」を開発するに至りました。
FEATURE.
そもそもの課題として、介護研修の教材はわかりにくいものが多く、外国人人材が理解するには大きな壁がありました。また、座学と実技を結びつける必要も出てきます。こうした課題をクリアすべく、介護事業者とパートナーシップを組んで開発を進め、現場の視点も取り入れながら、さまざまな機能を実装していきました。
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研修内容の進捗管理
研修の進捗を詳細に管理し、学習の達成度を可視化
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多言語対応
複数の言語に対応し、外国人材への教育をサポート
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視点切り替え機能
介護職員視点、被介護者視点、俯瞰視点の切り替え
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インタラクティブ機能
ユーザーの操作に連動し、実際の作業をシミュレート
RESULTS.
実際に「LIFEVR」を使用してみた結果、VRがからだを使った技術の習得と高い親和性があることが改めて確認され、研修時間の圧縮と習熟度の上昇に大きく貢献できることがわかりました。「LIFEVR」はまだできたばかりのプロダクトですが、介護における人材不足問題の解消の一翼を担うものになれると感じています。
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